孟子の名文 1

其の心を尽す者は、其の性を知る。其の性を知れば、則ち天を知る。
其の心を存し、其の性を養ふは、天に事(つか)ふる所以(ゆえん)なり。
殀寿(ようじゅ)貳(たが)はず、身(み)を修(おさ)めて以て(も)之を俟(ま)つは、命を立つる所以なり。
☞「四端の心」
惻(そく) 隠(いん) 深く痛ましく思う(仁の端(めばえ))
羞(しゅ) 悪(うお) 己の不善を恥じ、人の不善を憎む(義の端)
辞(じ) 譲(じょう) 慎み深く譲る(礼の端)
是(ぜ) 非(ひ) 是を是として、正邪善悪の別(智の端)