エンディングノートとは、自分の人生の記録や、残された人に伝えたい情報を書き記した記録のことです。
「遺言書」と「エンディングノート」の違いは、どちらも残された人に対して伝えたい事項を記載するという点では共通ですが、「遺言書」は法的効力を持ちますが、「エンディングノート」は法的効力を持たないといった点で相違があります。
「エンディングノート」は、「遺言書」とは違い形式にとらわれず自由に作成することができるといった利点があるとともに、「エンディングノート」ならではの次のようなメリットがあります。
1. エンディングノートに印鑑や通帳などの財産の所在や貸付金や借入金などの財産内容を記載しておくことで、残された遺族が困らないといった利点があります。
2. キャッシュカードや年金手帳、住民登録カード等の所在や連絡先などの情報を記録しておくことにより、日常生活の備忘録として使えるといった利点があります。
3. 家族に対する自分の気持ちを伝えることができ、残された家族の悲しみを癒すことに役立つといった利点があります。
掲載したエンディングノートの内容は、次のとおりです。
① 遺 言
② 財産の寄付等
③ 感謝のメッセージ
④ 看病・介護と死
⑤ 病院・病歴
⑥ 人生・自分史
⑦ 趣味趣向
⑧ 葬 儀
⑨ 埋 葬
⑩ 供 養
⑪ 財産関係
⑫ 債務関係
⑬ 家系図
⑭ 親類、友人、知人リスト