財産評価のチェックポイント

第6章 動産

一般動産 / 家庭用動産

重要度: 2 / 5
誤り事例:
家庭用動産(家具、家電等)について、購入価額をそのまま評価額とした、又は評価そのものを失念した。
正しい評価方法:
一般動産は、原則として売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価しますが、実務上、個々の評価が困難な家庭用動産等については、一括して合理的な金額(家財一式として一定額)により評価することも認められています。
関係法令・通達
評価通達128(評価単位)、129(一般動産の評価)

記念メダル / 金貨 / 金地金 / 地金 / 純金積立て / パラジウム / プラチナ

重要度: 3 / 5
誤り事例:
金地金・貴金属等について、取得価額のまま評価し、課税時期における市場価格(買取価格)の変動を反映しなかった。
正しい評価方法:
金地金・貴金属類は、課税時期における取引価格(業者の買取価格等)を基に評価します。純金積立ては積立てられている地金の時価に基づき評価します。
関係法令・通達
評価通達129(一般動産の評価)

クラシックカー

重要度: 2 / 5
誤り事例:
クラシックカー(希少価値のある自動車)について、通常の中古車と同様の減価償却を考慮した価額(簿価等)で評価した。
正しい評価方法:
クラシックカーは、希少性・市場での取引実績を踏まえ、売買実例価額や精通者意見価格(専門業者の査定額等)を参酌して評価します。
関係法令・通達
評価通達129(一般動産の評価)

太陽光発電設備

重要度: 2 / 5
誤り事例:
太陽光発電設備(動産部分:パネル、パワーコンディショナ等)について、評価を失念した、又は取得価額をそのまま評価額とした。
正しい評価方法:
太陽光発電設備は一般動産として、原則として売買実例価額、精通者意見価格等を参酌し、これらが不明な場合は同種の減価償却資産の再取得価額から経過年数に応じた減価償却費相当額を控除した金額により評価します。
関係法令・通達
評価通達129(一般動産の評価)

棚卸資産 / 商品 / 原材料 / 半製品 / 仕掛品 / 製品 / 生産品

重要度: 3 / 5
誤り事例:
個人事業の棚卸資産について、帳簿価額(取得原価)をそのまま相続税評価額とした。
正しい評価方法:
棚卸資産は、原則として販売業者の場合は課税時期における販売価額から適正利潤の額、予定経費の額及び消費税額に相当する金額を控除した金額により、製造業者の場合は原材料・半製品・製品等それぞれの区分に応じた評価方法により評価します。
関係法令・通達
評価通達132(評価単位)、133(たな卸商品等の評価)

牛 / 馬 / 犬 / 猫 / 鳥 / 魚

重要度: 2 / 5
誤り事例:
事業用(畜産業等)に保有する牛馬等について、飼育コスト(帳簿価額)のみで評価し、市場での取引価額を確認しなかった。
正しい評価方法:
牛馬等は、原則として売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価します(種類、用途、年齢等により価額が大きく異なるため個別評価が必要)。
関係法令・通達
評価通達134(牛馬等の評価)

書画 / 骨とう品 / アンティーク品 / 古銭

重要度: 3 / 5
誤り事例:
書画骨とう品について、購入価額(取得原価)をそのまま相続税評価額とした、又は評価そのものを失念した。
正しい評価方法:
書画骨とう品は、原則として専門家(美術品鑑定士等)による精通者意見価格や売買実例価額を参酌して評価します。取得価額と時価が大きく乖離することが多いため、鑑定評価等の実施を検討します。
関係法令・通達
評価通達135(書画骨とう品の評価)

船舶 / 漁船 / 建造中の船舶 / プレジャーボート / ボート / モーターボート

重要度: 2 / 5
誤り事例:
船舶について、船舶検査証等に記載された総トン数や取得価額のみに基づいて評価し、市場での取引実態を確認しなかった。建造中の船舶について評価方法を検討しなかった。
正しい評価方法:
船舶は、原則として売買実例価額、精通者意見価格等を参酌し、これらが不明な場合には同種同型の船舶の再建造価額から経過年数に応じた減価償却費相当額を控除した金額により評価します。建造中の船舶は、課税時期までに投下された建造費用の額(費用現価)により評価します。
関係法令・通達
評価通達136(船舶の評価)

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