財産評価のチェックポイント
財産評価のチェックポイント
譲渡担保
訴訟中の権利 / 損害賠償金債権
重要度: 3 / 5
- 誤り事例:
- 相続開始時点で係争中(判決未確定)の損害賠償請求権について、将来受け取る見込額を確定額として評価した、又は評価そのものを失念した。
- 正しい評価方法:
- 訴訟中の権利は、課税時期における係争の状況(勝訴の可能性、確定判決の有無等)を勘案し、合理的に見積もられる金額により評価します。判決等により金額が確定している場合はその確定額により評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達210(訴訟中の権利)
先物取引保証金 / 店頭FX / 外国為替証拠金取引(FX取引) / 証券CFD
TOPIXオプション / 日経225オプション / オプション料 / 有価証券オプション取引
受取手形
重要度: 2 / 5
- 誤り事例:
- 受取手形について、手形金額のみを評価額とし、決済の確実性(振出人の信用状況)を考慮しなかった。
- 正しい評価方法:
- 受取手形は、原則として貸付金債権等に準じ、手形金額に基づき評価しますが、不渡りのおそれがある等回収不能が見込まれる場合はその金額を控除して評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達206(受取手形等の評価)
頼母子(たのもし) / 無尽
重要度: 2 / 5
- 誤り事例:
- 頼母子講・無尽の掛金や給付金請求権について、評価そのものを失念した。
- 正しい評価方法:
- 無尽又は頼母子に関する権利は、契約内容(給付を受けているか、掛金の状況等)に応じ、貸付金債権又は預貯金に準じた評価方法により評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達207(無尽又は頼母子に関する権利の価額)
果実 / 支払期日未到来の既経過賃料 / 未収賃料
重要度: 3 / 5
- 誤り事例:
- 賃貸不動産に係る、支払期日が未到来だが課税時期までの期間に対応する既経過賃料(法定果実)の計上を失念した。
- 正しい評価方法:
- 課税時期までの期間に対応するが支払期日が未到来の賃料(既経過賃料)は、未収債権として日割り等により計算した金額を相続財産に計上します。
- 関係法令・通達
- 評価通達208(未収法定果実の評価)
果樹 / 未収天然果実
立竹 / 立木
保安林等の立木
重要度: 2 / 5
- 誤り事例:
- 保安林に指定されている山林の立木について、伐採制限を考慮せず通常の立木と同様に評価した。
- 正しい評価方法:
- 保安林等指定を受けている立木は、伐採の制限の程度に応じて定められた控除割合を、通常の立木の評価額から控除して評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達123(保安林等の立木の評価)
ゴルフ会員権 / 株式制のゴルフ会員権 / 預託金制のゴルフ会員権 / 追加預託金のあるゴルフ会員権 / 取引相場のないゴルフ会員権
重要度: 4 / 5
- 誤り事例:
- ゴルフ会員権について、取引相場がある場合にその70%相当額を乗じる取扱いを失念した、又は預託金制の会員権について取引価格と預託金額の両方を合算計上した。
- 正しい評価方法:
- 取引相場のあるゴルフ会員権は、課税時期の取引価格の70%相当額により評価します(預託金等がある場合はその返還されるべき金額を加算)。取引相場のない会員権は、株主でなければ会員となれない会員権は株式としての価額により評価し、預託金の返還を受けられるものはその預託金の額(据置期間に応じた複利現価)により評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達211(ゴルフ会員権の評価)
目次
- 財産評価チェックポイント集
-
第2章 家屋及び構築物等
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第4章 公社債等
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第9章 みなし相続財産
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第11章 債務控除
-
第12章 相続税がかからない財産