財産評価のチェックポイント
3. 宅地及び宅地の上に存する権利
がけ地等を有する宅地
重要度: 4 / 5
- 誤り事例:
- 宅地の一部にがけ地等(傾斜地で通常の用途に供することができない部分)を含む土地について、がけ地補正を行わず平坦地と同様の単価で評価した。
- 正しい評価方法:
- がけ地部分を含む宅地は、総地積に対するがけ地部分の割合及びがけ地の方位に応じたがけ地補正率を適用して評価額を減額します。
- 関係法令・通達
- 評価通達20-5(がけ地等を有する宅地の評価)
傾斜地
重要度: 3 / 5
- 誤り事例:
- 宅地全体が傾斜しているものの、がけ地補正率表の適用要件(急傾斜地であること等)を確認せずに補正を行わなかった、又は逆に山林の評価方法をそのまま適用した。
- 正しい評価方法:
- 傾斜の程度や利用状況に応じ、がけ地補正の適用可否を判定するとともに、宅地比準方式による山林・原野等の評価の場合は、造成費の控除等を通じて傾斜による減価を反映させます。
- 関係法令・通達
- 評価通達20-5(がけ地等を有する宅地の評価)に準じて検討
高圧線が架設されている宅地
重要度: 3 / 5
- 誤り事例:
- 敷地上空に高圧線が架設され、建築制限(区分地上権に準ずる地役権の設定等)を受けている宅地について、当該制限を評価に反映しなかった。
- 正しい評価方法:
- 高圧線下にあり建築制限等を受けている部分については、区分地上権に準ずる地役権の目的となっている土地として、その利用制限の程度に応じた割合(家屋の建築が全くできない場合は50%等)を自用地価額から控除して評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達27-5(区分地上権に準ずる地役権の評価)
地盤に甚だしい凹凸のある宅地
震動の甚だしい宅地
道路との高低差がある宅地
袋地
重要度: 3 / 5
- 誤り事例:
- 道路に直接接していない袋地(無道路地の一種)について、隣接する接道宅地と同一の単価で評価した。
- 正しい評価方法:
- 袋地は無道路地に該当するため、正面路線価をもとに評価した価額から、接道のために必要な通路開設費用相当額を控除して評価します。
- 関係法令・通達
- 評価通達20-3(無道路地の評価)
不整形地 / 間口の狭い宅地
青地(青道)のある土地 / 赤道(あかみち)のある土地
液状化現象により被害を受けた土地等 / 特定非常災害により被災した土地等
公開空地となっている土地
目次
- 財産評価チェックポイント集
-
第2章 家屋及び構築物等
-
第4章 公社債等
-
第9章 みなし相続財産
-
第11章 債務控除
-
第12章 相続税がかからない財産